龍野発！まるこの韓国歴史ドラマ鑑賞日記

残すところあと１話になりました。

80話でソソノが２人の王子を南方に
行かせ、「いずれ住むことになるのです」
と話していました。

日本人が「南方」と聞いたら東南アジア
諸国かと思ってしまうけど、高句麗は
北朝鮮と中国の国境付近にあったわけだから、
ドラマの「南方」は今の韓国のほうでしょう。

ソソノのセリフからピリュとオンジョが
どうなるのか予測はつくのですが、
『マンガ韓国史』ではどう書かれているか
見てみました。

それによると、まず、びっくりしたことに、
ユリを太子として数ヵ月後、建国１９年目の
９月に朱蒙は亡くなります。

早っ！　

ってことは、ドラマでは数ヶ月のうちに
いろいろなことが起きたってことになりますね。
てっきり、何年もかかっていることかと
思っていました。

ユリが太子となり、ピリュとオンジョが高句麗を
出ることになった、と「百済の建国」という章に
あります。

マンガに従って書くと・・・

２人は金銀と家臣を与えられ高句麗を出ます。
そして２年後、漢江(ソウルを南北に分ける川)の
北、ウィレソン（慰礼城）に到着。

オンジョが一緒に建国することを提案するが、
ピリュは海が好きだとミチュホル（仁川または
牙山湾という説がある）で建国しました。

オンジョが建国しようとしたウィレソンは、もともと
馬韓の部族が作った小国で「百済」と言っていた
ことから「百済」という国になりました。

ミチュホルに建国したピリュは、ジメジメした気候の
せいで都づくりに失敗し、民を失い、オンジョのいる
百済に戻ってくるが、恥ずかしさのために自害。

オンジョは、いい政治を行い、土地も肥えて
人々の生活がよくなったそうです。


ふむ。「朱蒙」でもピリュとオンジョのキャラが
表れているように思いました。

自分やソソノの立場を守るために朱蒙を殺そうと
考えたり、少し考えが浅いピリュ。

性格が大人しく、家臣に鉄器づくりを習いながら
農耕具などを作っていたオンジョ。

「朱蒙」のちょっとした場面の中に、彼らの未来を
暗示するものが散りばめられているようです。