2009年04月21日
メドゥップ見てきました
イーグレ姫路の地下1階で開催されている
「韓国伝統メドゥップ 私たちの美 展覧会」に
行ってきました~♪
お教室の発表会ということでしたが、とても
本格的でびっくりしまました。
一般には韓服の飾りに使われる「ノリゲ」や
携帯ストラップなどでおなじみですが、
印象的だったのは数十センチの長さのもので
会場の白い壁に垂らしてあったもの。
うちにも飾りたいな~と思いましたが、
いいな~と思ったのはお教室の卒業作品で
上級レベルに達するまでは少なくとも3年は
かかるということです。
何事も身につけるためには時間がかかりますね。
会場にあった解説でメドゥップの奥深さがよく
分かりました。
古くは「楽浪時代」のもの。「朱蒙」の時代ごろでしょうか?
ピョンヤンで出土。そのころのものは、狩りや漁の道具や
生活手段としての「結び」であってまだ装飾とか関係の
ないものでした。
そして高句麗、百済、新羅の「三国時代」
このころになると、儀式や装飾に使われるように
なります。
「多繪(タフェ)」とは紐を組むことをいいますが、
最古の「廣多繪(カンタフェ)=平たい組紐」はピョンヤンで
出土し、高句麗の「舞踏家舞踏図」に使用されていたり、
半跏思惟像(はんかしゆいぞう)の腰から垂れていたり
しています。
日本の組紐に「新羅組」というのが伝わっているそうです。
そして「統一新羅時代」
慶州の「三陵渓石仏座像」の胸に「圓多繪(トンタフェ)
=丸い組紐」が、また奈良・松尾寺「阿弥陀八大菩薩」
の台座にも見られたり、青磁の模様やお寺の鐘などの
模様になっていたりするそうです。
青磁を鑑賞するのに、形や色、焼き方などを見ると
思っていましがた、メドゥップの模様がそこにあるとは
知らなかったので、青磁の見方がかわりそうです。
それに仏像。これからはメドゥップをチェックしないと。
会場では作品の他、いろいろな組み方が紹介されて
いました。
植物・・・ザクロ・イチゴ・なす・蓮・生姜・梅など)
虫・・・とんぼ・さなぎ・ちょう・ハエ・蜂・蝉など)
動物・・・ひよこなど)
物・・・指輪・チャンゴ・めがねなど
これだけ見ていても全然飽きませんでした。
展示会は26日まで。
23日と25日の午後1時からは体験講座も
あります。
ぜひお出かけください。
Posted by まるこ♪ at 19:19│Comments(0)
│おすすめ