龍野発！まるこの韓国歴史ドラマ鑑賞日記

[扶余・白村江の遊覧船からの景色]


この頃、興味深くみているＮＨＫ教育の
ＥＴＶ特集「日本と朝鮮半島2000年」

いつも告知が遅れてしまうので、今月は
早めに知らせておきますね。

次回の放送は７月26日(日)午後10時からです。

タイトルは「白村江の敗戦から律令国家へ」
となっています。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/lineup/index.html


子供の頃、歴史で習った「白村江の戦い
(はくすきのえ の　たたかい)」

恥ずかしながら私は韓国の扶余に行くまで
それは日本の出来事だと思っていました。

「白村江」は百済の都、扶余にあります。
（来年の百済ツアーで訪れますよ～♪）


645年の大化の改新で政権交代に尽力した
中大兄皇子は、中国(唐)から攻撃され
降伏した百済を救援して、日本(倭)の力を
示そうと百済に大軍を派遣します。

政権交代とか軍の海外派遣とか現代も
全く同じですね（爆）

しかし663年、白村江の戦いで、新羅・唐の
連合軍に大敗します。

それによって復興を断念した百済の貴族や
文人たちはたくさん日本に亡命してきました。

そうした教育の高い人たちが日本に来る
ことによって、宮廷では漢詩文を作るのが
盛んになったそうです。


さて白村江の戦いで大敗した中大兄皇子ですが、
その後、失脚することなく(今だったら、
多くの命を失ったわけですから、当然その
責任はとらされるでしょうけど)
新羅や唐が来たら困るので九州北部の
海沿いの防衛を強化したり、ついには668年に
天皇になったりします。

さだまさしの歌に「防人(さきもり)のうた」と
いうのがありますが、防人は防衛のために
この時代にできた職で、ま、海上自衛隊みたいな
もんですわね。

天智天皇(中大兄皇子)は、たった３年の在位で、
その後、王位継承争いが起きますが、白村江の
戦いに疲れ、不満を強めていた西側の地方豪族の
支持を得られなかった大友皇子は自殺に追い込まれ、
もう一人の候補、大海人皇子が天皇になりました。

その後、日本は律令国家になっていきます。

いつの世も、国民の支持を得られなければ
次のリーダーが国を変えて行くんですね～（爆）